腹式呼吸

両手をオヘソの上に乗せます。(お腹の動きを手の平でしっかり感じるようにします)

オヘソに意識を集中させ、鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹に空気を溜めて膨らせます。

そして、お腹から空気を押しだすように、鼻からゆっくりと息を吐いてお腹をへこませます。
(息を吐いた時は、お腹がペタンコになるようにします)

慣れないうちは、感覚が上手くつかめないかもしれません。
上手く出来ない時は、手で押してサポートするとよいでしょう。

呼吸のリズムは、3秒で吸って、6秒かけてゆっくり吐くイメージです。

☆効果・効能☆

・副交感神経の働きを活発にさせ、
リラックスさせる

・自律神経の調整がよくなり、
気持ちが落ち着く

・すぐにイライラする、短気、
ストレスなどの改善

・内臓のマッサージ効果、冷え性、
便秘、生理不順などの改善

〜腹式呼吸の原理〜

息をゆっくり吸う
  ↓
 肋骨を広げずに肺が大きく広がる
  ↓  
広がった肺に押されて横隔膜が押し
下がる  
↓  
押し下がった横隔膜に押されて
お腹が膨らむ

というのが腹式呼吸です。  
腹式呼吸では、息を吸うとお腹が
ふくらみ、
息を吐くとお腹がへこみます。

腹式呼吸はヨガでは基本となる
呼吸法です。
日常生活でもすぐに実践できるので、
デスクワークの合間、電車を待っている
ホームで、家事の合間など、
どんな時もできます。

リラックス効果があるので、
疲れた時など息抜きに腹式呼吸を
取り入れてみて下さい。

また、冬の寒い季節や、
夏の冷房で身体が冷えている時にも、
腹式呼吸で身体が温まってきます。

慣れないうちは、床に仰向けに寝転がって行うのがよいでしょう。

お腹を手で押さえながらすると、お腹の動きがわかりやすいです。